序
このページでは私の作品のなかでも比較的人気の高い(割りに意外と簡単に作れる)『ドラゴン』の作り方を説明します。
なにはともあれ、このページを作るきっかけを下さった西田さんに感謝いたします。
とりあえず作るパーツ
組み立てる前に作っておかなきゃいけないパーツのリストです。
パーツのリスト(クリックすると拡大します)
パーツ名(アルファベット)が赤色のものは、アイロン後に加工が必要なパーツ、水色のものは普通にアイロンがけすれば良いものです。『×2』と書いてあるパーツはそれぞれ2個つくります。
具体的な作り方は後述します。
並べましょ。
うまく並べると、全部のパーツが6角形プレート(大)一枚と、円形プレート(大)一枚に並べられます。
プレートに並べたらこうなるの図(クリックすると拡大します)
よく見ていただくと、アイロン後の加工もおおよそ見当がつくのではないでしょうか?
アイロンしましょ。
アイロンがけしてください。
ここではまだ特別な加工はしません。フツーにアイロンがけすればOKです。
アイロン後の加工
組み立てる前にちょっと加工します。っていうか、加工しないと組み立てられないので。
ドラゴンの翼
とりあえず図を見てください
翼をまったいらな状態から図のような感じに曲げます。当然冷えたあとでは曲がりませんので、アイロンをかけなおします。普段よりちょっとぬるめにして(120度くらい?)とろけない程度に片面だけアイロンします。熱くしたほうを内側になるようにします。
普段よりぬるめにしたとは言え、熱いことに変わりはありませんので、やけどしないようにしましょう。やけど直前まで我慢しましょう。
ドラゴンの顔
顔については好みがあるので好きにしていいと思いますが、リファレンスモデル(笑)では曲がっています。曲がっている方が愛嬌があると思いますが、どうでしょうか?
熱いうちに曲げるときの鉄則として、熱した面を縮めるように曲げます。伸ばすように曲げる方が(熱くないので)楽なんですが、そうすると千切れてしまいます。気をつけましょう。
ドラゴンの胴および尾
別々に作ったドラゴンの胴と尻尾をくっつけます。以外と難しいです。テーブルの上なんかで並べていきなりアイロンかけてもいいんですけど、大概失敗します。
そこで、星型プレート(大)の角の部分を使って固定してからアイロンがけします。
そうそう。熱いうちに尻尾をどっちかに曲げておくといいですよ。なんとなくリアルになるし、重心がちょっと前方に移動するので、組み立てたときに足のみで自立しやすくなります。
ドラゴンの顎
この顎の形状がポイントです(?)上顎と同一の形状にしてもいいんですが、なんか野暮ったくなるので尖らせましょう。
このときも無理矢理歪ませてアイロンがけをするわけですが、指で挟んでピンポイントでアイロンがけしてもいいんですが、通常やけどしますのでやらない方がいいと思います。
この場合も6角形プレートを使って固定し、それからアイロンがけします。
今回はただ歪ませるだけでなく、真ん中のビーズと融着させるのが目的ですから両面からアイロンがけします。このとき裏面(はじめにアイロンがけした面をおもて面としたばあい)のアイロンがけはちょっと待ちましょう。おもて面がまだ熱いうちはプレートからはずすとちぎれてしまうことがあります(おもて面はまだ固まってないし、裏面はまだ柔らかくなってないから)。
顎も若干曲げます。(反らせます)。そのほうがかっこいいと思っているだけでなく、あとで組み合わせたときにちょっと強い感じがします。
これで、アイロン後の加工は終わりです。
組み立てましょ
やっと組み立てです。(多分読んでると分からないと思いますが、すでにこのHTMLを書き始めてから3週間経過しています。)
胴体の前面
まず図を見てください。
胴体前面に嵌め込む部品と順番(クリックすると拡大します)
胴体前面はこのように、凹部で胴体を挟み込むように組み立てます。一応上から順番に部品番号(A〜J)を振ってあります。
ここまで組み上げるとこんな感じになります。
ここで止めるとタツノオトシゴになります。
足
下図のように足を組み立てます。
そして...
胴体の「この部分(1)」に...
足の「この部分(2)」を...
こんなふうに...
嵌め込みます。
できたら、もう一方の足も同様に嵌め込みます。すると...
こんな感じになります。この状態でやめても「ドラゴン」で通せるかもしれません。でもまだまだトカゲですね。ま、2足で立っているので「アビラ」ってとこでしょうか?(アイロンビーズでできてるから)
翼
ついにドラゴンの作り方も大詰めです。翼です。翼を取り付けるとドラゴンは完成です。
思えばつらく長い道のりでした。もしかしたらこのページを書き始めたのは3月だったかもしれません。すでに忘却のかなたです。写真もずいぶん撮りました。設計図もいっぱい書きました。あの苦難の思い出もついに報われるときがやってきました。
ってまぁ、そんなことはどうでもいいっすね。完成させましょ。
まずは次の4枚の写真をご覧ください。
こんな風に作ります。いきなり手抜きな説明ですが、百万語を費やすより見たほうが分かりやすいかな?と。もちろん百万語も費やしませんが。
注意点としては、翼の向き(裏/表/上/下)ですね。好みにもよりますが、間違えるとかっこ悪いです。
それから、「クリっと」のところで片翼だけ持ってひねろうとすると、中心部でねじ切れてしまうことがあります。
あと、慣れてないと、せっかく組み立てた胴の部分がバラバラと崩れます。気にせずとりあえず翼をくっつけてからもう一回胴を組み立てましょう。どうせ嵌ってるだけなんだし。
完成
で、完成です。